1. 住宅の工法について
住宅にはさまざまな工法がありますが、大きく分けると「木系」・「鉄骨系」・「コンクリート系」の 3タイプに分けられます。
住宅建築で採用されている工法
木 |
在来軸組み工法 |
2×4工法 |
鉄骨系 |
軽量鉄骨プレハブ工法 |
鉄骨造 (S造) |
コンクリート系 |
PCコンクリートパネル工法 |
鉄筋コンクリート工法 (RC造) |
これらの工法のうち、はたしてどの工法を選べば良いのでしょうか?
それぞれの工法には特徴があります。
建物の使途に応じて、それぞれの工法が持つ特徴から最適な工法を選ぶことが大切です。 以下、各工法について住宅としての適正という観点から比較対照を試みます。
なお、比較に当たり、特に「暮らしやすさ」という視点では、評価が感覚的・主観的な要素を含みますので、各個人によって感じ方が変わることがあることを前提に、参考にして頂ければと思います。
(建築工法比較表をご希望の方は、グロォヴ0827-29-3996まで、お気軽にお問合せください)
工法別に比較してみると、それぞれの特徴が現れておもしろいものです。
大まかな特徴では、・・・・
木造系は「人にやさしい快適な住環境」を実現するのに適している と言えそうです。また、 設計上の制約が少なく、空間自由度が高い という特徴もあります。 コスト的には他の工法と比べると低いようです。 ただ、強度の点では、一般的な木造工法は他の工法には引けをとると言われてきました。これについては、後ほど触れます。
コンクリート系は、とにかく「強度が高い」・「丈夫で耐久性が高い」 という点が際立っています。コスト面で他の工法と比べて割高になります。また、コンクリートのヒビ割れから内部鉄筋の錆等による強度低下の恐れがあり、対策・メンテナンスには注意が必要です。
鉄骨系は、 上記2つの中間に位置する工法と言えるでしょう。
強度面、コスト面、空間自由度など、 それぞれの面でまずまず のパフォーマンスの工法と言えるでしょう。
それぞれの工法には一長一短があり、どういう点を重視するかで選ぶべき工法は変わってくるのかもしれません。
あなたならどの工法で住まい創りをしますか?
現在の日本の新設住宅着工件数は年間約 1,200,000となっており、その内の約8割が木造、それ以外の鉄骨系・コンクリート系が約2割という状況です。
この数字からは、大多数の人が木造を選んでいることが伺えます。個人的には、私も「木造」を選ぶでしょう。「なぜ?」と言われれば、私なら「木が好きだから」と答えるでしょう。単純な答えですがこれが一番の理由なのです。「木造」を選ばれる多くの方々も、こんな単純な理由からなのではないでしょうか?
日本の風土に合った、古来から親しみ続けられる「木造」の住まい。その「木造」の“木の香り”であったり“木の温かさ”に私たち日本人は知らず知らずの内に癒しを求め、「木造」を選んでいるのかもしれませんね。
しかし、このような心の部分・感覚的なメリットに止まらず、「木造」工法は、 ” 木 ” それ自体が住まいの部材としても優れているだけでなく、構造体としても優れているのです。
他の工法に引けをとると言われている強度面でも、近年の木造工法は改良を重ね、十分な強度を
保てるようになっているのです。
次項では、木造建築について詳しくみていきます。 |