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はじめに

1章 「設計思想重視」〜基本プラン

2章 「木造」へのこだわり〜住宅工法比較

1.住宅の工法について

これからも続々更新します!

はじめに

 「さあ、家を建てよう」と思われて、まず何からお考えになるでしょうか?

部屋の間取り? 室内の空間インテリア? 外観? 基礎?

住まい創りは人生の一大イベント。後悔のない住まい創りにしたいものです。

私達の考える住まい創りのポイントは、 「暮らしやすさ」 「耐久性」 。(→「グロォヴのこだわり」)

その意味で、自分達らしい住まい創りを進める上では、以下の 3 つの大切なポイントがあります。

1 つ目は「基本プラン=間取り」

最近増えてきたハウス情報雑誌などを見ながら、「こんな家がいいな!こんな間取りがいいな!」と想像してイメージを膨らませ、自分達の住まい創りを進めていく事、その作業は最も楽しく、最も大切なことでしょう。住まい創りに深く関わることこそ、成功への最大の秘訣なのです。それでも、実際に住んで何年か経つと、必ず「こうすればよかった・・・」という部分が出てくるものです。設備や内装、外観なら作りかえれば済みますが、部屋の配置・間取りはそうは行きません。つまり、作り替えができないのです。

ご家族のライフスタイルや住まいへの思いは多様で、変化に富んでいます。そんなご家族の思いや将来にまで踏み込んで形にしてこそ、「家族の暮らしやすさ」につながるのではないでしょうか。

ご家族のライフスタイル・こだわり、「今」と「将来」を見据えたプランニングによって、作り替えのできない基本プランをしっかりと固め、「家族らしさ」をカタチにすることが、住まい創りの中で最も大切な事だと思います。

 

2 つ目は「構造・躯体」

建物を支え、長持ちさせるためには十分な強度が必要です。また、室温や湿気といった住環境を快適に保つために、住まいの構造をどのようにするかが大きな要因となります。

強度からの視点として「耐震性・耐久性」、住環境からの視点では「断熱性・保温性」が「構造・躯体」に関わる、良い住まい創りに不可欠な要素です。そのどちらも家が完成してしまうと目に見えなくなる部分だけに、住まい創りに際しては軽視されがちですが、その部分こそが「家」にとって大切な部分なのです。せっかく良い基本プランで住まい創りをしても、「構造・躯体」がしっかりしていないと、温度や湿度・音など快適な住環境が実現できないだけでなく、家そのものの寿命にも数十年単位で大きく影響してしまいます。また、完成したら目に見えないだけに、施工状況をしっかりチェックしておかなければ、後々の大きなトラブルの原因にもなりかねません。

 

3 つ目は「資金計画」

いくら借りるか?毎月いくら払えるか?毎月のローン返済額を引いてゆとりのある生活ができるか? これからの人生設計のためにも、資金計画はしっかりと立てなければいけません。

無理な資金計画では、せっかく理想の住まいを手に入れても、生活そのものが圧迫されかねません。「資金計画」はまず先に考えなければいけないことなのかもしれませんね。

このように「住まい」は、「基本プラン=間取り」と「構造・躯体」の両方が満たされ、無理のない資金計画が実現してこそ、本当に良い「住まい」と言えるのではないでしょうか。

これから住まい創りをされる方々が注意すべきこれらのポイントを知るきっかけにして下さい。

 

1章 「設計思想重視」〜基本プラン

住まい創りを考え始めた頃というのは、イメージが漠然として自分たちの中でも、整理できないものでしょう。ある程度明確なイメージがあったとしても、テレビや雑誌、好きなお店のつくりなど、目に入ったものの中で何か目新しいことを見つけては、イメージがぐらついたりするのでは??

自分たちの思いのこもった住まい創りを実現するためには、少しづつでも「思いを整理」していくことが大切ですね。そうして整理してみると、ご家族の住まい創りにとってポイントとなる、住まい創りの『テーマ』が見つかります!この『テーマ』が「基本プラン」の基礎となる部分なのです。

この段階でしっかりと思いを整理することが成功の秘訣といっても過言ではありません。ご家族の要望や理想を盛り込んだ「基本プラン」から、家の基本となる「間取り」を組み立ていく訳ですから、この基本プランに思いを全て採り入れておかなければならないのです。基本プランから組み立てた「間取り」は、一旦家ができてしまうと作り替えができないからこそ、今だけでなく将来にまで踏み込んで、ライフスタイルについてこの機会に考えてみましょう。

そのためには以下の手順で「思いを整理」してみてください(詳しくは「あなたの住まいができるまで」)。

まず、大切なのは「現状を知ること」です!今の住まいには良い点・悪い点ともにたくさんあるでしょう。それを是非書き出してみてください。一度に全部が難しければ、思いついた時にメモしておくと有効です。今の住まいの気に入っている点も、不満に感じている点も洗い出してみること、そこから、住まい創りのヒントを探し出すことができます。

次に、自分たちの理想の「ライフスタイル」を思い描いてみましょう。家族みんなの「現在」の生活への理想像を思い描いてみることからはじめて、今だけでなく、10年後、20年後の家族の姿にも思いを馳せてみてください。ここで明らかになった「理想像」は、「間取り」に関わる重要な部分だったり、単に「設備」上のことで対応できる簡単な部分だったりと、必ず優先順位がついてきます。実際に住まいとしてカタチにしていく段階では、コスト面と照らしながら、本当に必要かどうかという視点で要望内容に優先順位をつけていきますので、実現できるかどうかはさておいて、まずは、家族全員の今と将来の「理想像」を全て出してみることが大切ですね。

こうして、現状を知った上で、ご家族の理想のライフスタイルに思いを馳せ、イメージを膨らませることから「自分らしい」住まい創りが始まります!

 

2章 「木造」へのこだわり〜住宅工法比較

古来より、日本人の住まいとして親しまれてきた「木造」の住まい。

木の育成条件は日本の気候風土に適しているため、日本には豊かな森があります。なんと国土の約67%が森林です。日本人にとって「木」はとても身近な存在だからこそ、住まいの素材として選ばれたのは当然といえるでしょう。しかし、「木造」が選ばれた理由はそれだけではありません。その大きな理由は、「木」と「人」が調和しやすいということにあるのです。

「木」には、ちょうど人の呼吸のような感覚でゆったりと水分の吸収と排出を繰り返す「調湿作用」があります。温暖で湿度の高い日本の風土にはこの「調湿作用」がとても有効で、人が過ごしやすい環境を作ってくれるのです。また、適度な弾性が人肌にやさしく、断熱効果まで持っている「木」。日本の風土と人を結び付けてくれる人にやさしい素材なのです。

また、木は人と同じくこの地球上に生きる生物で、伐採後も生き続けるといわれます。生きているからこそ、人にやさしい環境はそのまま木にもやさしいんですね。

このように私たちに親しみの深い「木造」の住まいですが、弱点はないのでしょうか?

科学技術が進歩した現在では、住宅工法の分野でも木造だけでなく様々な工法が生み出され、普及しています。「木造」に弱点がなければそのような様々な工法は生まれなかったはず・・・。

ここでは、住宅に関する様々な工法について、それぞれの特徴の比較を試みました。

  住まい創りの参考にしていただければ幸いです。

 

1. 住宅の工法について

住宅にはさまざまな工法がありますが、大きく分けると「木系」・「鉄骨系」・「コンクリート系」の 3タイプに分けられます。

              住宅建築で採用されている工法

在来軸組み工法

2×4工法

鉄骨系

軽量鉄骨プレハブ工法

鉄骨造 (S造)

コンクリート系

PCコンクリートパネル工法

鉄筋コンクリート工法 (RC造)

これらの工法のうち、はたしてどの工法を選べば良いのでしょうか?

それぞれの工法には特徴があります。

建物の使途に応じて、それぞれの工法が持つ特徴から最適な工法を選ぶことが大切です。

以下、各工法について住宅としての適正という観点から比較対照を試みます。

なお、比較に当たり、特に「暮らしやすさ」という視点では、評価が感覚的・主観的な要素を含みますので、各個人によって感じ方が変わることがあることを前提に、参考にして頂ければと思います。

(建築工法比較表をご希望の方は、グロォヴ0827-29-3996まで、お気軽にお問合せください)

工法別に比較してみると、それぞれの特徴が現れておもしろいものです。

大まかな特徴では、・・・・

木造系は「人にやさしい快適な住環境」を実現するのに適している と言えそうです。また、 設計上の制約が少なく、空間自由度が高い という特徴もあります。 コスト的には他の工法と比べると低いようです。 ただ、強度の点では、一般的な木造工法は他の工法には引けをとると言われてきました。これについては、後ほど触れます。

コンクリート系は、とにかく「強度が高い」・「丈夫で耐久性が高い」 という点が際立っています。コスト面で他の工法と比べて割高になります。また、コンクリートのヒビ割れから内部鉄筋の錆等による強度低下の恐れがあり、対策・メンテナンスには注意が必要です。

鉄骨系は、 上記2つの中間に位置する工法と言えるでしょう。

強度面、コスト面、空間自由度など、 それぞれの面でまずまず のパフォーマンスの工法と言えるでしょう。

それぞれの工法には一長一短があり、どういう点を重視するかで選ぶべき工法は変わってくるのかもしれません。

あなたならどの工法で住まい創りをしますか?

  現在の日本の新設住宅着工件数は年間約 1,200,000となっており、その内の約8割が木造、それ以外の鉄骨系・コンクリート系が約2割という状況です。

この数字からは、大多数の人が木造を選んでいることが伺えます。個人的には、私も「木造」を選ぶでしょう。「なぜ?」と言われれば、私なら「木が好きだから」と答えるでしょう。単純な答えですがこれが一番の理由なのです。「木造」を選ばれる多くの方々も、こんな単純な理由からなのではないでしょうか?

日本の風土に合った、古来から親しみ続けられる「木造」の住まい。その「木造」の“木の香り”であったり“木の温かさ”に私たち日本人は知らず知らずの内に癒しを求め、「木造」を選んでいるのかもしれませんね。

しかし、このような心の部分・感覚的なメリットに止まらず、「木造」工法は、 ” 木 ” それ自体が住まいの部材としても優れているだけでなく、構造体としても優れているのです。

他の工法に引けをとると言われている強度面でも、近年の木造工法は改良を重ね、十分な強度を

保てるようになっているのです。

次項では、木造建築について詳しくみていきます。